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『星降る夜に、花束を』 第1話 「なくしもの」 その8

 夢と現の狭間というのはこのような感覚のことを言うのだろうか。
 部屋へと戻ったナンは目も眩むような眩暈に襲われ、そのままベッドへと座り込んだ。
「ちょ、ご主人!? 大丈夫っ!?」
 視界がぼんやりと滲み、蜃気楼のように揺れる。呼びかけてくる千夏の声はハウリングし、身体の感覚まで曖昧になってくる。
 そんな中で異変は起きた。それはまずナンの視界に現れた。
 ナンの視界、まるで二枚の別々の写真を交互に何度も見せられているかのように、部屋の中の光景とどこか深い森の中の光景とが交互に映る。
 ナノマシンによる記憶の再生。
 異変の原因は簡単に予測できたが、まさかこれほどまでにきついものだとは予想もしていなかった。
 点滅するように現れては消えていく二つの光景、しかし徐々にその点滅する間隔がゆっくりになっていく。
 部屋の中の光景は次第に映らなくなり、やがてナンの視界は深い森の中のものへと統一された。
 千夏の声も聞こえない。聞こえてくるのは虫の鳴く声と、草木を踏みしめて歩く音、そして息遣い。
 身体は動かない。いや、視界は動いているのだが自分の意思で動いているのではなかった。
(やっぱり、これも過去の記憶なのね)
 こうなったら記憶の再生が終わるまで、黙って目の前の光景を見続ける他にはないのだろう。

「また、暗殺か」
 『私』の声がする。その声は抑揚がなく、冷たい響きを孕んでいた。
「何も考えるな。俺たちはただマスターの命令を遂行すればいい」
 隣からは男の声。『私』の視線は森の前方を見ていて、隣の男がどんな姿をしているのかは分からない。でも何故か私は彼のことを知っているような気がした。思い出せないが、恐らく『私』と何らかの関わりがあったのだろう。
「東の小国、ヤマト……そこに潜伏して姫を暗殺、か」
「今回は俺とお前で任務が違う。一人だからといって気を抜くなよ」
「……分かってるわよ」
 少しだけ不満そうな響き。なるほど、彼は『私』の仕事のパートナーだったのだろう。
 そして暗殺という言葉から察するに、私はどうやらスカウトギルドで暗殺の仕事を引き受けていたらしい。
(そっか……この手は血で染まっているんだ)
 戦闘の際、意識よりも身体が先に反応して動くことがあった。五感も普通の冒険者よりは鋭い気もしていた。これらは全て暗殺という仕事の中で培われてきたものだったのだろう。
「俺はここで別れる。上手くやれよ、ノン」
「ええ、貴方もしくじらないでね、朔」
 『私』の言葉に朔と呼ばれた男は肩をすくめる気配を見せ、そのまま姿を消した。

 不意に光景がぶれ、次に視界に映し出されたのはどこかの和室だった。
 『私』の前には幾層にも着込んだ布で煌びやかに着飾った妙齢の女性の姿。その後ろには漆黒の色に塗り上げた軽鎧を身にまとった戦士が一人控えている。年は二十を少し過ぎたぐらいか。散切りの黒髪に、右目を隠す眼帯。残った左目は鷹の様に鋭い視線で『私』を注視している。
 どうやら目の前の彼女こそが今回の仕事の依頼人のようだ。彼は彼女を守る護衛のようなものなのだろう。全身から発せられる覇気に身体が自然と緊張を覚える。
「そちがギルドから送られて来た者か?」
「……ええ」
「ふむ、このような若い娘に果たせるとは到底思えぬが……キヨミツよ、お主からはどう見える?」
「……外見に惑わされてはなりません。この者、かなり腕が立つかと」
 護衛の男が静かに口を開く。それを聞いて、妙齢の女性は着物で口元を隠しながら笑い声を上げる。声は愉快そうに、しかしその瞳はぞっとするほど冷たい光を虚空へと放っている。彼女の心はここにはない。恐らく『私』が殺すことになる相手へと向けられていたはずだ。
「そうかそうか、お主が認めたのならば、その実力は本物であろう。良い、ではそちに依頼しようぞ」
 ひとしきり笑った後、女性は『私』に背を向けると背後の襖を開いて、部屋を出て行こうとする。
「……私は誰を狩れば?」
 ピタリと女性の動きが止まる。
 ゆっくりと振り返る彼女の瞳にはやはり氷のように冷たい炎が揺れていた。
「そちに消して欲しいのは、夏姫。この国の姫君よ」
 夏姫――その名前を聞いたとき、私の心臓が一際大きく跳ねた。
(ノン姉さま……)
 心の中に一瞬響いた少女の声。それはとても懐かしく、そして悲しい声。
「しかしまだじゃ。まだ殺してはいかん。今すぐにでも殺してやりたいが、まだ時ではない。わらわが指示を出すまで、そちはやつと暮らすが良い」
「……何ですって?」
 暗殺対象と同じ部屋で過ごし、指示があれば殺す? その依頼の内容に『私』だけでなく、私も驚いてしまう。
 姿の見えないところから静かに相手の息の根を止めるからこそ暗殺なのだ。当然『私』の姿を他人に見られてはいけない。風のように現れ、そして消える存在でなければならないのだ。
 それを、自らの身を暗殺対象となる者の前に曝し、共に暮らす。当然姫ということであるから、人の目も多々あるだろう。そんな中で姫を誰にも気付かれずに暗殺し、姿を消す。
 それは到底成し遂げられる代物ではない。殺した後に姿を消せば、当然怪しまれるであろう。ましてや姿を見られれば、それで『私』は終わりなのだ。ギルドからは見放され、追っ手に殺される結末が待っているのだから。
「指示はこのキヨミツを使って出すとしよう。さぁ、キヨミツ。この者を夏姫のとこへ案内せい」
「御意」
 音をまったくさせずにキヨミツは立ち上がる。そして女性が部屋を退室した後、『私』へと視線を向けてくる。
「案内する。ついてまいれ」
 そう言って先導するように歩き出すキヨミツ。『私』は一瞬の逡巡の後、彼の後を追った。
 依頼がどんなに無茶なものであれ、成し遂げなくてはならないのだ。
 殺しこそが、『私』の存在理由なのだから。

「っ!」
 唐突な意識の覚醒。視界はミフィの屋敷の部屋のものへと戻っている。
 全身を襲う疲労感は大きく、このまま眠りに落ちてしまいたい衝動に駆られる。
 しかし、運命はナンに休息を与えてはくれなかった。
 外が騒がしい。かすかに聞こえてくる人々の怒号と、何かが壊れる音。そして――
「えっ!?」
 ナンは飛び起きると、慌てて窓を開け放った。
 丘の下に広がる景色。それはモンスターに町を蹂躙されるファーイーストの人々の姿であった。

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レンのバレンタインはまだ終わってないのです

*レンシア*
「…………(ず~ん)」

陽菜子
「また、開始一番から重たい空気をまとって登場しましたね。
 どうなさったんです?」

*レンシア*
「うぅ~、陽菜ちゃぁん……聞いてくださいなのですよー」

陽菜子
「ふむふむ、この辺りに恋のキューピッドとしての素質と能力を測定する凄い人が来ていて、ご主人様はその人にご自身の力を見てもらおうとしたわけですね」

*レンシア*
「うん……」

陽菜子
「それで、その方はまだ生きてらっしゃいますの?」

*レンシア*
「ひ、陽菜ちゃん、それはひどいのですよ~。
 生きてるも何も、怪我一つしてないんだから!」

陽菜子
「あら、そうなんですか?」

*レンシア*
「力を見せる前に言われちゃったのですよぅ。
 レンには恋のキューピッドとして決定的に欠けているものがあって、それに気付かない限り、レンは恋のキューピッドにはなれないみたいなのです……」

陽菜子
「欠けているもの……?」

*レンシア*
「陽菜ちゃんには分かりますです?」

陽菜子
「いえ~、その、心当たりが多すぎて、どれなのか……」

*レンシア*
「うぅ~(しくしく)」

陽菜子
「あぁ、泣かないでください、ご主人様!
 ほぅら、よしよし。ご主人様は全然大丈夫ですよ~」

*レンシア*
「陽菜ちゃ~ん」(ぎゅっ)

陽菜子
ごごご、ご主人様の胸が顔にぃ。あらあら、随分と甘えたなご主人様ですわね♪」

師匠
「ん? そこにいるのはレンじゃないか」

陽菜子
「ちっ、また大事なときに……」


*レンシア*
「あ、ししょー。ししょーも素質を見てもらいに来たのですか?」

師匠
「いや、俺は別に恋のキューピッドじゃないからなぁ。たまたまこっちに立ち寄っただけだよ」

*レンシア*
「そうなのですか……レンは素質ないって言われたのです……」

師匠
「…………あぁ」

*レンシア*
「うぅ~、ししょーまで納得してるのですよー(しくしく)」

師匠
「まぁ……今までが今までだからなぁ」

*レンシア*
「レンには恋のキューピッドとして決定的に欠けているものがあるって言われたのです……」

師匠
「欠けてるものねぇ……そういえば、レンの弓ってどういう仕組みになってるんだ? 矢を使ってないよな?」

*レンシア*
「みんなを幸せにしたいという願いが原動力なのですよ。願いを魔力で矢に変換しているのです」

師匠
「……なんだか分からんが、つまりはお前の心が矢になっていると?」

陽菜子
「……それであの結果なのだとしたら、悲惨極まりないですわね」

師匠
「ふむ、俺にも出来るかな?」

*レンシア*
「レンがお手伝いするのです。ししょーの願いを魔力で変換するのですよ」

師匠
「俺の願いねぇ……よし、俺もやってみよう。
 はあぁぁぁぁぁぁぁぁっ」

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0224_2.jpg

*レンシア*
「ししょーの弓にハートの光が!」

陽菜子
「似合わない……全然似合いませんわ……」

師匠
「せいっ」

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*レンシア*
「ひゃっ、れ、レンに当たったのですよ!?」

陽菜子
「んまぁ!」

師匠
「……どう?」

*レンシア*
「あ……なんだか心がポカポカしてきたのです」

陽菜子
「ちなみに貴方は何を願ったのですか?」

師匠
「ん? 大した願いじゃないよ。レンが元気になるようにってさ」

*レンシア*
「……ししょー」

師匠
「でもこれ面白いな。
 はぁぁぁぁぁっ」

しゅぱっ!(近くの木を射った音)

ぱぁぁっ!

*レンシア*
「す、凄いのです! 元気のなかった木から葉っぱが次々と!
 よ~し、レンもやるのですよ!」

しゅぱっ!

しゅわぁっ

陽菜子
「…………朽ちましたね」

師匠
「……あ、折れた」

*レンシア*
「どうして、こうなるのですかぁー!(しくしく)」

陽菜子
「ま、まぁ、ご主人様、元気をお出しになって!
 ほら、困っている人を助けに行くんですよね?」

*レンシア*
「なんだか自信をなくしてきたのですよ……」

師匠
「まぁ、今日は俺も一緒について行ってやるから。だから元気出せって」

0224_4.jpg

*レンシア*
「ししょーも一緒に来てくれるのですか!?
 わ~い、ししょーと一緒なのですよー♪」

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*レンシア*
「ほら、早く行くのですよー♪ 次はファーイーストに向かうのですよー♪」

0224_6.jpg

師匠
「途端に元気になったな」

陽菜子
「…………まぁ、ご主人様もあんなに嬉しそうですし、悔しいですけど今回だけは多めに見てあげますわ」

師匠
「お前はレンが大好きなんだなぁ」

陽菜子
「愛してますものっ!(ゴゴゴゴゴゴ)」

師匠
「やれやれ……」

*レンシア*
「あ、ししょー。これ、あげるのです」

師匠
「ん? チョコ?
 あぁ、そういえばバレンタインなのか」

*レンシア*
「受け取ってほしいのですよ」

師匠
「ん、ありがとな」

なでなで

*レンシア*
「えへへ~」

陽菜子
「ジェラシイイィィィィッ!」

人気に応えて、王子旋風が巻き起こったようです。

茶室での会話で、ミー君こと、王子の人気が高いことを知りました。
どうせだから、何かしようと突発ネタ企画を立てたのはいいけど…………


どうしてこうなったんだろう……


SNSのレンのページにて突如巻き起こった王子旋風。
ページ全部を王子色に染め直す、という精神を蝕む重労働。

でも後悔はしてないw

たぶん明日には戻ってると思うけど、人気があれば、また旋風が巻き起こるのかも……しれない……


でもSS撮影中にフレに言われて、面白かったこと。

「王子、なんてエロゲー?」

うん……普通の服を着てるだけなのに、何故か変態臭がするんだよね……
とりあえず、このポーズ。
それだ!

色々と間違ってる気がする。主に角度とか。

犯行予告

ほぅ、SNSというものが……


ふふふ、そこにマイエンジェルのデータが収納されているのですね。


ならば、行くしかありませんね。


明日の22時、SNSにて何かが起こる……

死亡フラグの果て

以前書いた、死亡フラグ――そうECOブログ記事のネタを書いたメモを会社に置き忘れてきたという事件。

その後、どうなったかを報告いたします。


結果として、何もありませんでした。
うん、生暖かい目で見られることもなく、ひそひそと何かを囁かれるのでもなく、
普段どおりでした。


そして仕事も終わり、着替え終わって、さぁ帰ろうかというときに


休憩室のテーブル、その上にあるメモ用紙とか筆記用具が入ったケース。
そこに何か見慣れたものが、丁寧に折りたたまれて、隅の方にそっと置かれています。


こ、これは……

震える手でそれを手に取ります。


ぴらっ


『超筋肉!』


うあぁ……


何事もなかったかのように接してくれる、それが大人の対応。
でもね、それが凄く心に痛いときもあるんだよ;;

温泉へ行こう♪ ※滅茶苦茶長いですw

バレンタイン記事へのたくさんの投票ありがとうございました^^
感謝の気持ちを込めて、見事1位を勝ち取った*リーメル*と*ステラ*のイベントをどうぞ♪
あ、滅茶苦茶長くなってます(^^;)

0219r_1.jpg

*リーメル*
「温泉へ行くよ、スーちゃん♪」

*ステラ*
「…………?」

*リーメル*
「えっとね、アップタウンから温泉がある施設に行けるんだって。
 親切なお兄さんが、そこの無料チケットをくれたの♪」

*ステラ*
「親切なお兄さん?」

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*ミシェル*
「はぁはぁはぁ、やぁ、マイエンジェル♪ 今日もご機嫌麗しいかな?
 おっと、警戒しないでください。今日はマイエンジェルにこれを差し上げようと思ってきたのですよ」

ぴらっ

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*ミシェル*
「これがあれば、ECOタウンの温泉が無料で入れるのですよ」

*リーメル*
「わ~、凄~い♪
 え、これくれるの、お兄さん!?(きらきら)」

*ミシェル*
「oh~! なんて眩しい笑顔なんでしょう!
 思わず抱きしめたくなりますね~」

*リーメル*
「あ、でも、私もスーちゃんも服が……」

*ミシェル*
「任せてください! このミシェル、マイエンジェルに似合う服を至急調達してまいります!」

…………
………
……

*リーメル*
「というわけで親切なお兄さんに水着まで買ってもらっちゃった♪」

*ステラ*
「ちょっと待ちなさい…………親切なお兄さんってどこにいたのよ?
 あれは単なる変態じゃないの」

*リーメル*
「メッ! スーちゃん、人のことを悪く言っちゃダメだよ」

*ステラ*
「いや、私は至極まともな意見を……」

*リーメル*
「でもこのチケット、期限が今日までだし、捨てるのもったいないよ」

*ステラ*
「…………はぁ、分かったわよ。
 でも、水着は向こうでも売ってるでしょ? それを買いましょうね」

*リーメル*
「うんっ」

…………
………
……

~ECOタウン 温泉施設内~

*リーメル*
「わ~、広いね、スーちゃん!」

*ステラ*
「はしゃがないで、恥ずかしいじゃない」

*リーメル*
「あ、水着の貸し出し場所ってここだね。
 すみませーん、子供用の水着を2着貸してください♪」

販売員
「あ、すみません……今朝方から子供用水着が全着消失するっていう事件がありまして。現在スタッフの者が調査しておるのですが、まだ何も分かっておらず……申し訳ないのですが、ただいま子供用の水着は貸し出ししてないんですよ」

*リーメル*
「えぇっ!?」

*ステラ*
「………………どうするの、姉さん?」

*リーメル*
「うーーー」

*ステラ*
「私は別に温泉は入れなくてもい――」

*リーメル*
「スーちゃん! これ、これ使おう!」

物陰から様子を窺う変態王子*ミシェル*
「……ふふふ」

…………
………
……

*ミシェル*
「さて、マイエンジェルたちが天女の羽衣のごとき衣装をまとう様をじっくり視姦せねばなりませんね」

師匠
「ん?」

ばったり

*ミシェル*
「おや、貴方もですか?」

師匠
「え、あ、いや、違うっ! お、俺は、そう間違えた! 脱衣所を間違えただけっ!」

*ミシェル*
「ふふふ、自分を偽ってはいけませんよ。
 さぁ、自分の気持ちに素直になりなさい。そして胸を張って堂々と中に入るのです」

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*ミシェル*
「くっ、なんて固いガードなんだ!」

師匠
「いや、だから俺は別に……」

*ミシェル*
「でも私は諦めませんよ!
 そう、事前に調べはついているのです! 男性用の脱衣所には覗き穴が設置されていることを!」

師匠
「おお~!」

~男性更衣室~

*ミシェル*
「ここです」

師匠
「すげぇ! 本当にあった!」

*レンシア*
「うわぁ~広いのですよー!」

*フィーリア*
「あ、レンさん! 走ると危ないよー」

*レンシア*
「大丈夫、レンは天使なので転んだりしな、ひゃぁっ」

*フィーリア*
「もう、だから言ったじゃない……」

*レンシア*
「……? どうしたのですかー?」

*フィーリア*
「レンさんって、スタイルいいよね……」

*レンシア*
「そうなのですか?」

*フィーリア*
「うん、それに肌も白くてとっても綺麗だし……」

*レンシア*
「でもフィーちゃんだって、可愛いと思うのですよ」

*フィーリア*
「そ、そう?」

師匠
「…………ごくり」

*リーメル*
「スーちゃん、早く着替えなよ~」

*ステラ*
「……なんでよりによってこれなの」

*リーメル*
「サイズきつかった?」

*ステラ*
「いえ、ぴったりよ。ぴったりすぎて怖いぐらい」

*ミシェル*
「ふふふふ(にこり)」

がっ

師匠
「ん?」

*ミシェル*
「どいてください。覗き穴は私が使うんです」

師匠
「お、お前なんかに妹と弟子の裸を見させてたまるかっ!
 穴は俺が使う! 俺には妹と弟子の成長を見守る権利があるんだっ!」

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*ミシェル*
「ええい、邪魔ですっ!」

バニシングブロウ!

師匠
「どわぁ」

*ミシェル*
「ふふふ、吹っ飛んでいなさい。さぁ、マイエンジェル、その花が開く前の蕾のごとき裸体を見せてくださいね♪」

がしっ

警備員
「あぁ~君。ちょっと詰め所まで来てくれるかな?」

*ミシェル*
「む、離しなさい! 私は、私はっ、あぁ! マイエンジェルの羽衣があぁぁぁっ」

師匠
「なんか知らんが、連行されていったな…………………(きょろきょろ)……誰も見てないな。そぅっと」

すっ――

穴を覗く師匠。


陽菜子
「………(にこり)」

師匠
「………………」

陽菜子
「何をしていらっしゃいますの?(ゴゴゴゴ)」

師匠
「ナニモシテナイヨ?」

陽菜子
「滅・殺!」

びかっ

師匠
「ぎゃああああぁぁぁぁっ」

…………
………
……


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…………
………
……

*ステラ*
「ふぅ……いいお湯だったわ。
 それにしても姉さん」

*リーメル*
「なあに?」

*ステラ*
「なんで体操服姿なの?」

*リーメル*
「お兄さんがくれたんだよー」

*ステラ*
「……スク水に体操服……しかもブルマって……完全に変態ね」

*リーメル*
「ねね、スーちゃん。ストレッチするから手伝ってー」

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*ステラ*
「背中を押せばいいの?」

*リーメル*
「うん、ゆっくりねー♪」

ぐぐぐぐっ

*ステラ*
「姉さんって体、柔らかいわよね」

*リーメル*
「そうかなぁ?」

…………
………
……

*リーメル*
「ん~、ストレッチ終わりー♪
 さぁ、スーちゃん、上がろっか……って」

*ステラ*
「すーすーすー」

*リーメル*
「寝ちゃってる♪
 ふふふ、可愛いなぁ♪」

*ステラ*
「…………ん(むくっ)」

*リーメル*
「あ、起きた?」

*ステラ*
「……お姉ちゃん」

ごろん

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*リーメル*
「ふおおおおおぉぉぉぉぉぉっ!
 スーちゃんが膝にぃっ!」(ぶっ)

*ステラ*
「すーすー」

*リーメル*
「あぁ、可愛いなぁ~。ほっぺ、ぷにぷにしたいなぁ~」

ぷにぷに

*ステラ*
「んぅ……」

*リーメル*
「きゃー、可愛い~♪
 もうキスしちゃおうかなぁ」

*ステラ*
「……ゃん」

*リーメル*
「なぁに、スーちゃん♪
 お姉ちゃんのキスが欲しいって? 仕方ないなぁ、今」

*ステラ*
「……ごめんなさい、お姉ちゃん……」

*リーメル*
「…………」

*ステラ*
「私のせいで、お姉ちゃんは……」

*リーメル*
「……大丈夫だよ、スーちゃん。私は大丈夫。スーちゃんは何も心配しなくていいの。お姉ちゃんがスーちゃんを守ってあげるから。だから安心して、ね?」

なでなで

*ステラ*
「ん……すーすー」

*リーメル*
「………うん、大丈夫。私は、まだ笑ってられる」







……長すぎましたw
色々ネタ消化しようと思ってやってたら、馬鹿みたいに長くw
ここまでお付き合いしていただいた皆様、ほんとにありがとでしたー♪

うん、ここでも小説ネタが混じってます。
いい加減、メル編も書かないとね(^^;)

『星降る夜に、花束を』 第1話 「なくしもの」 その7

 食事を終え、ナンを客室へと案内した後、ミフィは自室へと戻った。
 自室には家具と呼べるものは少なく、あるものといえば木枠のベッドと姿見、そして小さな木製のテーブル、洋服を収めるクローゼットぐらいであった。
 実験用に使う工具などは実験室へ置いてあり、この部屋にあるのは寝具と、容姿を整える必要最低限の家具だけ。
 ブリキングが定期的に掃除をしてくれるため、部屋の中は片付いており、埃一つ落ちてはいない。
 ミフィはテーブルに眼鏡を置くと、姿見の前に立った。そこに映っているのは気弱な雰囲気を持つ幼い少女の姿。ミフィは鏡に映る自分の姿をじっと見つめていたが、やがてため息と共に視線を外す。
「理想と現実、か……」
 理想の自分を演出する眼鏡という暗示。ミフィが眼鏡を外していられるのは、自分の部屋の中ぐらいだった。素の自分をさらけ出すことは怖い。知らない人間と関わることはもっと怖い。
 それでもやらなければならない実験があった。知らない人間と関わってでも、やり通さなければいけない実験があったのだ。そのために眼鏡を外して、家の外に出る訓練まで始めた。そこまでしてでもやらなければいけないもの。
「ナノマシン……」
 自立型の小型機械。ミフィはこれに改良を加え、人の過去の記憶を再生させる効果を持たせた。これにさらに改良を加えていけば、痴呆や意識を消失した患者などの治療などにも使えるようになるのかもしれない。
 だが、ミフィはそんなもののためにナノマシンを改良したのではなかった。
「…………」
 テーブルの片隅に置かれた写真立てにはミフィと両親の姿が映っている。白衣をひきずるようにしてまとったミフィと、そんなミフィを挟み込むように立つ両親。
 一見するとこれはただの家族の集合写真のように見える。
 だが違うのだ。これは家族の集合写真なんかではない。
 両親はミフィを科学者として認めた。両親は自分たちの知識を惜しむことなくミフィへ授けてくれたし、ミフィが実験に専念できるように施設も整えてくれた。そして共同でプロジェクトを担当することもあった。そう、これはそのときに撮られた写真。
 家族ではなく、研究仲間として。
 そのためか写真からは硬質な雰囲気が漂い、家族の温もりは感じられない。
「お父さん、お母さん……」
 もう二年は顔を見ていない。二年という月日は残酷なまでに長く、今では二人の笑った顔を思い出すことさえ難しい。
「私、頑張ってるよ……?」
 写真に写る両親へと声をかける。
「このナノマシンの改良が成功すれば、きっと……」
 きっと帰ってきてくれるよね?
 その言葉は音になることはなく、ミフィの胸の中へと落ちていく。
『……ミフィは寂しくないの?』
 食堂でナンに問われた言葉。
 あのときのミフィは寂しくない、と答えた。だが、それは嘘。寂しくないわけがなかった。本音を言えば、今すぐにでも両親に会いたい。だがそれが許されるほど両親には自由な時間はなく、そしてミフィが二人のところを訪れようにも二人の居場所は分からない。
 定期的に送られてくる生活費と手紙。それだけがミフィと両親を繋ぐものだった。
「この実験が上手くいったら……」
 ナノマシンによる過去の記憶の再生。医療のためでも、研究心のためでもない。その本当の目的は、例え夢の中でだけでも両親と会いたい。そんなミフィの想いから始まった研究だった。
 しかし理論上での安全は保障されていても、それは確実ではないのだ。だからこそミフィはモニターを募集した。
 例え何か事故があったとしても、それに対処出来得るだけのものがここにある。モニターによる実験で自分の理論が間違っていないことを証明し、そしてそのときこそ。
「会いたいよ、お父さん、お母さん……」
 夢の中の両親は自分を温かく迎えてくれるだろうか。微笑んで頭を撫でてくれるだろうか。
 ミフィは写真立てをそっと倒すと、そのままベッドへと倒れこむ。
 外から誰かが叫ぶような騒ぎが聞こえてきたのは、ちょうどそんなときだった。

血のバレンタイン

陽菜子
「町のいたるところから恋の気配がしますね~」

*レンシア*
「やっとレンの時代が来たのですよー!
 レンは立派に使命をやり遂げてみせるのです!」

陽菜子
「…………指名手配されなければいいのですけど」


*レンシア*
「えいっ」

犠牲者
「ぎゃああああぁぁぁぁぁぁつ」

*レンシア*
「貴方に祝福を~♪」

犠牲者
「うわああああぁぁぁぁぁっ」

*レンシア*
「世界が幸福で包まれますように~♪」

犠牲者
「サチコーーーーーーーーーーーーーッ」

陽菜子
「…………こ、これは予想以上ですわ。
 死屍累々とはこのことを言うのでしょうね」

*レンシア*
「あれ、あそこにいるのは?」

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恋のキューピッド
「えっと、お相手さんは……」

*レンシア*
「むむむ、レンのライバルさんですね」

陽菜子
「張り合ってどうするんですか、ご主人様……」

恋のキューピッド
「あれ、そこにいるのは、レン様では?」

*レンシア*
「え、レンのことを知ってるのですか?」

陽菜子
「まぁ、天界では指名手配されてるぐらいですしね……」

恋のキューピッド
「お父様が心配してましたよ。早く戻って差し上げないと」

*レンシア*
「…………」

陽菜子
「ご主人様……?」

恋のキューピッド
「それに、ハウゼン様も」

*レンシア*
「…………陽菜ちゃん、向こうへ行きますですよ」

陽菜子
「え、えっ?」

恋のキューピッド
「あ、レン様!?」

~アクロニア平原~

陽菜子
「今の方、お知り合いだったのですか?」

*レンシア*
「…………」(こくり)

陽菜子
(ご、ご主人様がシリアスな顔をされてますわ?!)

*レンシア*
「レンはまだ戻らないのです。まだ成すべきことをやってないのですよ」

陽菜子
「それって、どういう……?」

*レンシア*
「陽菜ちゃんは…………ずっとレンの傍にいてくれますですか?」

陽菜子
「も、もちろんですわ!」

*レンシア*
「ありがとうなのですよ、陽菜ちゃん……」(にこり)

陽菜子
「あ……」

そのとき陽菜子は思った。
ご主人様のこんなに寂しそうな笑顔を見たのは初めてだ、と。
もしかしたら自分は、ご主人様の本当の心を何も見てはいなかったのではないか、と。

陽菜子
「あ、あの、ご主人様っ」

*レンシア*
「なぁに、陽菜ちゃん」

陽菜子
「私はいつでもご主人様の味方ですからっ」

*レンシア*
「陽菜ちゃん……」

陽菜子
「だから、その、私を信用してくださるのでしたら、ご主人様のことを教えてほ――」

師匠
「よぅ、レン」

*レンシア*
「っ! ししょー♪」

陽菜子
「あ……」

師匠
「久しぶりだな、元気にしてたか?」

*レンシア*
「うぅ……(じわっ)
 ししょー、会いたかったのですよー!」

0215r_1.jpg

がばっ

師匠
「おっと。いきなり飛び込んでくる奴があるか。
 一体、どうしたんだよ」

*レンシア*
「何でもないのですよー。
 でもなんだかししょーを見たら、ホッとしたのですよー。
 一体今まで何をしてたのですかー」

陽菜子
「まぁっ!?
 ごごご、ご主人様、あんな男に抱きついてっ!」

師匠
「…………ふむ。まぁ、いいか。
 よしよし」

陽菜子
「よ・く・あ・り、ま・せ・ん・わっ!」(ゴゴゴゴゴゴゴ)

師匠
「げっ!」

陽菜子
「あら、こんなところに汚物が♪
 汚物は消毒しないといけませんわねぇ~」(ゴゴゴゴゴゴ)

師匠
「ちょ、ま、待て!
 おい、レンからも何か言え!」

*レンシア*
「うぅ~~(ぐしぐし、ちーん)」

師匠
「こ、こら、人の服で鼻をかむなっ!
 って、白猫、お前何目を光らせて――」

陽菜子
「ふみゃーーーーーーっ」

師匠
「ぎゃあああああぁぁぁぁぁっ!」





こ、これでどうかな?
今日中と言いながら、日をまたいでしまいましたが、なんとか終了。
これで紹介してるキャラは全員分だよね?


レンは能天気な子に見えますが、結構シリアスな部分もあったりするのですb
それもいずれ小説で。。
とりあえず、師匠がどんどん格好良くなっているという事実w

後半は、久しぶりに師匠がインしてくれたので、師匠協力の元、SS撮影に挑みましたw
なかなか上手くいかなくて、何度もリテイク。
Oチャットでやってたので、師匠は悶死しかけ。ギャラリーが増える中、何度も何度も師匠の胸に飛び込むレン。
草場の影から殺意を振りまく陽菜ちゃん。
なかなか良いSSが撮れましたw
ご協力してくださった、皆様方ありがとでしたー♪

『星降る夜に、花束を』 第1話 「なくしもの」 その6

 夕餉はブリキングが用意してくれた。テーブルに並べられたのは、鶏肉の香草焼き、人参とキャベツのサラダ、バケット、野菜を煮込んだスープ。
「これ……本当にブリキングが作ったの?」
 湯気をたてる料理の数々を眺めて、ナンは呆れとも賞賛とも取れる声をあげた。
「なかなか器用なものだろう? ふふふ、味の方も保証するよ。さぁ、いただこうか」
 手を合わせ、大地の精霊に祈りを捧げ、ミフィが食べ始める。
 それを見てから、ナンもフォークとナイフを取り、
「うーん、ほんまに美味しそうやなぁ」
 隣で羨ましそうな声をあげる千夏へと視線を向ける。
「千夏も食べる?」
「うぅん、食べたいけど、うち物は食べられんしね。幽霊やし」
「そうだったね、ごめん」
「もぅ、うちのことは気にせんでいいから、ご主人早く食べんと冷めてまうで?」
「うん、いただきます」
「……あぁ、さっきから君は一人で何をぶつぶつ呟いているんだ?」
 席の向かいでミフィが訝しげな視線を向けてきていた。
「ご、ごめん……何でもないよ」
「ふむ、ならいい」
「ねぇ、ミフィ」
「ん、何だね?」
「ミフィはどうして発明家になろうって思ったの?」
 食事の場でのささやかな会話。そんなつもりで発した言葉だったが、ミフィはナイフとフォークを置くと、おとがいに人指し指を当て、俯いてしまう。
「動機、か。なに、子供心から来る単純なものさ。あたしは幼い頃、父の部屋にあった機械の部品でロボットを組み上げた。といっても、手足を上下に動かすだけの単純な動きしかしない手のひらサイズのロボだったがな。それを見た父親はとても驚いた顔をしてな、それからあたしの頭を撫でてくれた。お前は凄いなと褒めてくれた。それが動機だよ」
「そうなんだ……」
 今でも十分にミフィは幼く見えるが、そんな彼女が言う幼い頃とは果たして何歳ぐらいのときなのだろうか。機械類を専門に取り扱うマシンナリーというジョブがあるが、そのマシンナリーでさえロボを組み上げるには専門の知識と高い技術力が求められる。それをこんな子供が成し遂げてしまう。父親の喜びと驚きようは、さぞ大きなものだっただろう。
「それからあたしは両親に色々なことを教えてもらった。今にして思えば、あの頃が一番楽しかったのかもしれないな。あ、ブリキ、スープのおかわりをくれ」
 ミフィが皿を差し出すと、近くに控えていたブリキングが皿を回収。キッチンへと持っていった。 
「じゃあ、ミフィが一番最初に発明したものって何なの?」
「一番最初に発明したもの、か」
 そう言って、ミフィはかけている眼鏡をそっと外した。
 途端に自信に満ち溢れた表情は消え去り、丘の麓で初めてミフィと会ったとき彼女が浮かべていたおどおどとした顔が現れる。
「こ、これなんです……」
 ミフィが持ち上げたものは自分が先ほどまでかけていた眼鏡だった。
「え、もしかしてこの眼鏡をかけると性格が変わるの?」
「あ、え、えっと、そうじゃなくて……その、これは暗示なんです」
「暗示?」
 ミフィは再び眼鏡をかけ、自信に満ち溢れた笑みを浮かべる。 
「そう、これは暗示なんだよ。あたしをあたしとして定義してくれる眼鏡とでも言おうか。あたしがなりたかった本当のあたしへと変身させてくれるのさ」
「じゃあ、眼鏡を外してるときが本来のミフィなの?」
「……まぁ、そうなるな」
 ミフィはスープに浸していたバケットを口へ放り込むと、窓の外へと視線を向ける。
 ナンも釣られて外の世界を見る。
 日は沈もうとしており、雲ひとつない紫色の空にはちらちらと星が顔を覗かせようとしていた。
「……ミフィは寂しくないの?」
「寂しい、か。一人でいる時間が長すぎたせいかな、もうそれがどういうものか分からなくなってしまったよ」
「そう、なんだ……」
 だから、ミフィは眼鏡という暗示を作ったのだろうか。ひとりぼっちの寂しさに心が壊れないよう、強気で自信家な自分を演出する眼鏡という暗示を。
 でも、それは――とても悲しいことだとナンは思った。
「ご主人、この子も一緒に連れていけへんやろか? なんか、うち……」
 今まで黙って話を聞いていた千夏が懇願するように瞳を向けてくる。
「千夏……」
 千夏の表情はミフィの内情を表すかのように、悲しみに揺れていた。
 そしてその表情が、ナンの記憶の片隅をかすかに刺激した。
(私……前にもどこかで……)
 どこかは分からない。しかし、どこかでナンは千夏にこんな表情を向けられた気がする。
 そのとき自分はどうしたのだろうか?
『私と行こう』
 脳裏に響いたのは、ナノマシンで見せられた追憶の声。
(そう、私は千夏に手を差し伸べたんだ)
「ねぇ、ミフィ」
 自分が何を言おうとしているのか、ナンは内心で驚いていた。冒険者として生きているナンの日常は危険に満ち溢れている。そんな中に、こんな幼い子を連れて行こうというのか。
『大丈夫、貴方は私が守る』
 かつてのナンの言葉が今のナンの背中を押してくれる。
「私と一緒に」
『でも、結局お前は誰も守れなかった』
「っ!」
 それは誰の声か。低く冷たい男の声。
だがそれはナンの言葉を途絶えさせるには十分で。
「ん? 私と、何だ?」
「…………ううん、なんでもない」
 力なく首を振るナンを、千夏は今にも泣きそうな瞳で見つめるのだった。

忘却の彼方へ

んー、全員分記事書いたし、これで一段落かなぁ……

「しくしくしく……」

あ、でも今日小説の更新日かぁ。

「しくしくしく……」


…………さっきから何の声?


*レンシア*
「うぅ、ひどいのですよー」

……レンじゃない?
どうしたの?

*レンシア*
「バレンタイン記事……レンが抜けてるのですよー、しくしくしく」

………………っ?!

*レンシア*
「レンだって色々と頑張ったのですよー。
 紹介してほしいのです……しくしく」

わ、忘れてた……

*レンシア*
「うぅ~」

え、えっと、そう!
小説更新したら書くよ!
今日中に書くよ!

*レンシア*
「……本当ですか?」

うん、絶対書きます!

*レンシア*
「じゃあ期待してるのです。
 恋のキューピッドとして頑張ったレンのお話をお願いしますですよー」

分かった、任せて!
えっと、タイトルは…………

*レンシア*
「どきどきどき」

うん、レンのタイトルは

『血のバレンタイン』

これにしよう。

*レンシア*
「えぇっ!?」



…………すっかり忘れてましたね、レンちゃんを(^^;)
とりあえず後で何か書きます。(やっつけだなぁw)
もう投票された方もいらっしゃると思うので、レンの記事に関しては投票は重複OKということで。

では執筆モードへ突入~。

それは過ぎ去りし日の――

0214n_1.jpg

ナン☆
「なんかね、不思議な木の実を手に入れたんだー」

千夏
「不思議な木の実?」

ナン☆
「夢の世界に行ける木の実なんだって」

千夏
「夢かぁ。面白そうやね」

ナン☆
「うん、ということで飲んでみるね」

千夏
「え、でも危なくないん? なんか危ない薬とかとちゃうよね?」

ナン☆
「んー、安全性は保障されてるみたいだよ?
 なんか季節性で咲く花のものらしくて、それほど強い効力もないみたい」

千夏
「そうなんや……気をつけてね」

ナン☆
「うん、じゃあ飲んでみるね」

…………
………
……

???
「姉さま、見てください。
 ほら、お花♪」

???
「花?」

???
「庭に咲いてたんです♪
 もうすぐ春が来るんですよ」

???
「春、か。
 夏は春が好き?」

???
「ええ、だって色々なものが新しく生まれてくる季節じゃないですか。
 緑が芽吹いていくのを見ていると、自然の持つ逞しさや美しさが分かるっていうか。
 それに春になると鳥さんが遊びに来てくれるから」

???
「夏……」

???
「ふふふ、でも今年は姉さまがずっと傍にいてくれたから寂しくなんてなかったです♪」

???
「夏は……ここから出たい?」

???
「え……」

???
「夏が望むなら、私は」

???
「姉さま……ごめんなさい」

???
「夏……?」

???
「私はここを離れられない。私がいなくなると、みんなが迷惑するから」

???
「でもっ、こんなのひどすぎるっ! こんな屋敷に閉じ込めて、これじゃ夏が……」

???
「いいんです。だって、今は姉さまがいるもの」

ぎゅっ

???
「夏……」

???
「だから、そんな悲しい顔しないでください、姉さま。私は今のままでも十分幸せなんですから」


…………
………
……

ナン☆
「…………」

千夏
「ご主人? 起きた? 夢の世界はどうやった?」

ナン☆
「…………」(つー)

千夏
「ちょ、ど、どうしたん?! なんでいきなり泣くんよ!?
 もしかして悲しい夢でも見たん!?」

ナン☆
「……わかんない。夢の内容は覚えてないけど、でも、なんか悲しくて……」

千夏
「…………」

ナン☆
「…………っ」

千夏
「…………」(ぎゅっ)

ナン☆
「千夏?」

千夏
「……ご自分を責めないでください。私はずっと傍にいますから……姉さま……」


ナン☆
「え……?」

千夏
「ご主人、元気出してぇな。ご主人が悲しい顔してると、うちまで悲しくなってくるわ」

ナン☆
「う、うん、ごめんね……」

千夏
「じゃあ、次の冒険に出発や~♪」

ナン☆
「あ、千夏、待ってっ!」




…………これで終わった。
やっと全キャラ分の更新終了ーっ(;;)
長かった……朝からずっと書いてた気がします。
お気づきの方もいらっしゃったかもしれませんが、これも小説『星降る夜に、花束を』のネタが盛り込んであります。というよりも、重大なネタバレを含んでいる可能性があります。
自分で書いててなんだけど、この二人には本当に幸せになってほしいと切に願います。。

でもこれで終了!
もし良かったら気に入った記事に投票してあげてくださいな♪
一位を獲得したキャラには追加イベントをご用意する予定です。
では、お疲れ様でした~w

姉妹のチョコ作り

*リーメル*
「スーちゃん! チョコを作るよ!」

*ステラ*
「…………何よ、突然」

*リーメル*
「今日はバレンタインデーなんだよ~。
 チョコを作らなきゃ!」

*ステラ*
「ふぅん……誰か男の人ににあげるの?」

*リーメル*
「えっ?! あ、その、内緒♪ えへへへ」

*ステラ*
「…………まぁ、いいけど」

*リーメル*
「やったぁ!
 で、最初は何をしたらいいの?」

*ステラ*
「いきなり他力本願なのね……。
 大体、姉さんはチョコの作り方知ってるの?」

*リーメル*
「わかんないから聞いてるんだよー」

*ステラ*
「はぁ……ちょっと待って。チョコの作り方を書いた本は確かここに……」

*リーメル*
「んー、どんなの作ろうかなぁ~」

*ステラ*
「あった。えっと、始める前に聞くけど材料は揃ってるの?」

*リーメル*
「うん! 型抜きに、トッピング用の粉砂糖とか金平糖とか色々あるよー」

*ステラ*
「チョコは?」

*リーメル*
「え? チョコを作るんだから、チョコはないよ?」

*ステラ*
「……何、もしかして豆をすり潰すところから始めるつもりなの?」

*リーメル*
「…………?」

*ステラ*
「はぁ……姉さん、市販のもので何でもいいから、チョコを沢山買ってきて。今すぐ」

*リーメル*
「う、うんっ」

…………
………
……

*リーメル*
「買ってきたよー」

*ステラ*
「じゃあ始めましょうか。
 まずは買ってきたチョコを包丁で細かく刻むの」

*リーメル*
「包丁ないよー?」

*リーメル*
「魔法でいいんじゃない?」

*リーメル*
「よーし!
 ≪詠唱省略≫ ダンシングソード!」

しゅぱしゅぱしゅぱ

*ステラ*
「……便利ね、それ」

*リーメル*
「そうだねー。
 で、次は何をするの?」

*ステラ*
「次はこの刻んだチョコを湯煎で溶かすわ。
 刻んだチョコをボウルに入れて、鍋に50℃ぐらいのお湯を張って、その中にボウルをつけながらチョコを混ぜて」

*リーメル*
「これでいい?」

*ステラ*
「ええ、お湯は温度を上げすぎちゃダメよ。あとお湯が入ってもダメだからね」

*リーメル*
「はーい♪」

がちゃがちゃがちゃじゃぷっ

*リーメル*
「わっわわわっ」

*ステラ*
「…………はぁ」

*リーメル*
「で、出来たよー♪」

*ステラ*
「姉さん、顔、チョコでべったりよ」

*リーメル*
「えへへ、頑張ったよ♪」

*ステラ*
「えっと、あとは型に流し込んで、冷ましたら完成ね。トッピングは最後の最後だからね」

*リーメル*
「はーい♪」

…………
………
……

*リーメル*
「できたー!」

*ステラ*
「ねぇ、姉さん。そのチョコ、誰に渡すの?」

*リーメル*
「ん?」

*ステラ*
「いや、ほら、姉さんの好きな人ってどんなのかなって思っただけ。姉さん馬鹿だから、悪い男に騙されてないかって思って。姉さんの好きな人を妹として知る権利が、その、別に心配してるわけじゃない、んだけど……」

*リーメル*
「えへへ、はい♪」

*ステラ*
「……え?」

*リーメル*
「スーちゃんにあげる♪」

*ステラ*
「…………私、に?
 え、ちょ、ちょっと待って。まさか最初からそのつもり、で?」

*リーメル*
「そうだよー。スーちゃんにはいつも助けてもらってるし、たまにはお姉ちゃんらしくスーちゃんにプレゼントしたいなぁって。と言っても、スーちゃんに教えてもらったんだから、意味ないかな、あはは」

*ステラ*
「…………」

くるっ

*リーメル*
「あれ、何で後ろ向くの?」

*リーメル*
「な、なんでもない……ちょっとだけ、待って……」

*リーメル*
「変なスーちゃん」

くるっ

*ステラ*
「…………」

*リーメル*
「あれ、スーちゃん、目赤く」

*ステラ*
「なってないわよ」

*リーメル*
「え、でも?」

*ステラ*
「それよりも、はい」

*リーメル*
「え? それ私が作ったチョコだよ……?
 も、もしかしていらなかった?(おろおろ)」

*ステラ*
「違うわよ。姉さんが作ったチョコじゃないわ。『私たち』が作ったチョコよ。
 だからこれは私から姉さんへのプレゼント」

*リーメル*
「……え?」

*ステラ*
「~~~~っ、だから、一緒に食べようって言ってるの!(かぁぁ)」

*リーメル*
「…………うんっ!
 あ、これ美味しいね、スーちゃん♪」

*ステラ*
「……悪くはないはね」

*リーメル*
「…………ねぇ、スーちゃん。私、ちゃんとお姉ちゃんやれてるかな?
 スーちゃんのお姉ちゃんになれてるかな?」

*ステラ*
「…………何を馬鹿なこと言ってるのよ。寝言は寝てるときだけにしてちょうだい」

*リーメル*
「がぁ~ん」

*ステラ*
「姉さんは姉さんじゃない……例え血が繋がってなくても、貴方は私の姉さんよ」

*リーメル*
「…………うんっ。
 あ、スーちゃんスーちゃん。あ~ん」

*ステラ*
「ちょ、止めてよ!」

*リーメル*
「えぇ~、ちょっとぐらいいいじゃない。誰も見てないんだしー。ほら、お姉ちゃんの言う通りにして。あ~ん♪」

*ステラ*
「~~~~っ」



以上、姉妹ネタでした。
何気に重大な事実が書かれてたりしますが、こちらもいずれ公開されるであろう『星降る夜に花束を ロータス編』で明らかになります。
ロータス編は、別名リーメル編とも言います。。
ということで長かった、全キャラ記事も次で最後ー(;;)
最後は切なくいきますよー

ネバーランドへようこそ♪


世間はバレンタイン。
そんな中、ミー君は何をしていたかと言うと……

0214m_1.jpg

*ミシェル*
「僕~の理想の~花嫁は~どこ~にい~るの~だろ~♪」

0214m_2.jpg

*ミシェル*
「やぁ。君、可愛いね。
 どうかな、私の王国≪ネバーランド≫へ遊びに来ないかい?」

少年A
「え、えっと、その……」

*ミシェル*
「大丈夫、何も怖くなんかないよ♪
 凄く楽しくて、ドキドキが一杯の場所さ♪」

少年A
「わぁぁぁぁん、このお兄ちゃん、目が怖いよぉぉっ」

*ミシェル*
「振られてしまいましたか。でも可愛い泣き顔を見れたので、よしとしましょう」

妖精
「なぁ、王子」

*ミシェル*
「ふふふ、私をその名前で呼んじゃダメですよ。
 ここでは私はただの商人、*ミシェル*なんですから」

妖精
「おっと、すまねぇ。でも王国からなんか服が届いてたぞ」

*ミシェル*
「服、ですか」

妖精
「王女からの贈り物なんだとさ」

*ミシェル*
「あぁ、彼女の……」

妖精
「浮かない顔だな。前はあんなに仲良かったじゃねぇか」

*ミシェル*
「あの頃の彼女はまだ可愛い子供でしたからね……
 すっかり成長してしまって、醜くなってしまいました……」

妖精
「普通にべっぴんさんだと思うんだけどなぁ。
 みんな羨ましがってるぜ?」

*ミシェル*
「私は12歳以下の子供には興味が沸かないんですよ」

妖精
「あはははは、まさしく変態王子だな、あんたっ」

*ミシェル*
「変態で結構。これが私の信念なのでね。
 とりあえず贈られて来た服は着るだけ着ましょうか。
 着た写真を向こうへ送れば、向こうも満足してくれるでしょう」

0214m_3.jpg

*ミシェル*
「やぁ。君、可愛いね。
 どうだい、私の王国≪ネバーランド≫へ遊びに」

少年B
「ひぃっ、変態王子だぁぁぁぁぁぁぁっ」

*ミシェル*
「…………」

妖精
「…………ぷぷっ」

*ミシェル*
「さぁ、次へ行きましょう♪」

0214m_5.jpg

*ミシェル*
「おや」

タイタス
「む?」

*ミシェル*
「ふふふ、貴方からは私と同じ匂いがしますね」

タイタス
「…………」

*ミシェル*
「貴方とは良き友人になれそうですね」

すっ

タイタス
「…………うむ」

がしっ(握手)

…………
………
……

*ミシェル*
「そういえば、不思議な木の実を手に入れました。
 これを食べれば、夢の世界に行けるそうです」

妖精
「食べるのか?」

*ミシェル*
「まぁ、試してみるとしましょう」

…………
………
……

*ミシェル*
「ここが夢の世界ですか……どこかの教会のようですが……む?!」

0214m_4.jpg

エミル
「――――」

ティタ
「――――」

*ミシェル*
「なんて可愛らしい子たちなんだ♪ 是非お持ち帰りしたいですね♪」

妖精
「でも、あいつら何か話してるみたいだぜ?」

*ミシェル*
「やぁ、そこの可愛らしい子供たち。
 僕の王国≪ネバーランド≫へ遊びに」

ガンッ

*ミシェル*
「む?」

妖精
「お、壁があるぜ。どうやらこっちの声は向こうには聞こえてないみたいだな」

*ミシェル*
「こ、これが超えられない壁だと言うのですかっ……」


オチどころが見つからなかったので、ここで終了(^^;)
相変わらず、ミー君のお話は難しい……
気付いた人もいるかもしれませんが、彼の乗ってるケース。
そう、課金懸賞にあったゴロ付スーツケースですw
まさか当たるなんてw
乗ってみたら、あまりの破壊力に笑い死ぬところでしたw
どうせだからと、クジ品をいくつか装備させてみたら、変態度がUP!
もう、誰も彼の道を止めることは出来ません……

幸せになれる魔法のお砂糖

*フィーリア*
「~~♪」

とんとんとん

桃ちゃん
「…………」

*フィーリア*
「~~♪」

じゃっじゃっじゃっ

桃ちゃん
「そわそわそわ」

*フィーリア*
「よーし、でーきたっ♪」

桃ちゃん
「待ったましたーっ」

*フィーリア*
「もう、桃ちゃんは相変わらず食いしん坊さんなんだね」

桃ちゃん
「フィーちゃんの料理が美味しいのが悪いんだよ~」

*フィーリア*
「ありがと♪ 今日はエビチリだよー。辛いの苦手な桃ちゃんには豆板醤なしの甘い味付けで作ったんだよ。あとね、昨日の残り物の金時豆の甘煮も処分したいから、一緒に食べてね。さぁ、食べていいよー」

桃ちゃん
「いただきまーす。はぐはぐはぐ。
 うぅ~、美味しいー♪」

*フィーリア*
「そうだ、桃ちゃん」

桃ちゃん
「はぐはぐはぐ……?」

*フィーリア*
「調理してて思ったんだけど」

桃ちゃん
「もぐもぐもぐ」

*フィーリア*
「海老ってさ、カブトムシの幼虫に似てるよね」

桃ちゃん
「だー」

*フィーリア*
「わぁ、汚いよ、桃ちゃん!」

桃ちゃん
「ふ、フィーちゃんが変なこと言うからじゃない!」

*フィーリア*
「ご、ごめんね……」

桃ちゃん
「もぅ……なんだか食欲なくなってきたよ」

*フィーリア*
「まぁまぁ、こっちの金時豆も美味しいよ」

桃ちゃん
「はぐっ。あ、甘~い♪ はぐはぐはぐ」

*フィーリア*
「ねぇ、桃ちゃん」

桃ちゃん
「はぐはぐごくん……?」

*フィーリア*
「金時豆ってさ……Gの卵に似てなくない?」

桃ちゃん
「げろげろげろー」

*フィーリア*
「わぁ、だから汚いってばぁ」

桃ちゃん
「わざと!? わざとなの、ねぇ!?」

*フィーリア*
「そ、そんなことないよ……」

桃ちゃん
「お兄さん帰ってこなくて寂しいのは分かるけど、だからってこれはひどいよぅ(うるうる)」

*フィーリア*
「ご、ごめんってばぁ。ほら、これあげるから許して、ね?」

桃ちゃん
「……何これ?」

*フィーリア*
「チョコレートだよ。ちゃんと手作りなんだから」

がさがさがさ

桃ちゃん
「わぁ~~、美味しそう♪」

*フィーリア*
「食べていいよ~」

桃ちゃん
「いただきま~す。はぐっはぐっ、ん~、ほろ苦くておいし~い♪」

*フィーリア*
「お砂糖は控えめにしてあるんだよー。それにね、中にマシュマロとか金平糖とか入れてみたの」

桃ちゃん
「あ、本当だ! 何か入ってる!」


ぴんぽーん


*フィーリア*
「あ、兄さんかな!?」

がらがら

ペテ
「お邪魔します……」

*フィーリア*
「あ、ペテさんだ。どうしたの?」

ペテ
「いえ、ナンさんのところに居辛くて……」

*フィーリア*
「え?」

ペテ
「その、お二人の時間を邪魔しても悪いかと思って……かといって行くあてもないので、そのお邪魔させていただきました。ご迷惑だったでしょうか?」

*フィーリア*
「ううん、そんなことないよ。さぁ、上がって上がってー♪」


「ぴぎゃああああああああああああっ」

*フィーリア*
「……?」

ペテ
「今の桃さんの声では……?」

*フィーリア*
「どうしたの、桃ちゃ――」

桃ちゃん
「えへ、えへへへ、あははははは~」

ペテ
「目が空ろですね……」

*フィーリア*
「…………はっ!」

ばたばたばたっ

*フィーリア*
「やっぱり……」

ペテ
「ど、どうしたんですか?」

*フィーリア*
「間違って兄さんにあげるはずだったチョコを渡しちゃったみたい……」

ペテ
「えっと、お酒でも入ってたとか?」

*フィーリア*
「ううん、私もよくわかんないんだけど、陽菜子ちゃんがくれた『幸せになれる魔法のお砂糖』を混ぜてみたんだ」

ペテ
「……それって」

*フィーリア*
「なんかね、そのお砂糖には、げんかくさよーと、こうふんさよーっていうものがあって、それを使えばきせーじじつとか言うのが作れるんだって」

ペテ
「…………」

桃ちゃん
「えへへへへ、あはははは」

ペテ
「…………」

桃ちゃん
「んふふふふふ――」

ぴたっ

ぎぎぎぎぎぎっ(ゆっくり振り返る音)

桃ちゃん
「ア、フィーチャンダァ」

*フィーリア*
「びくっ」

桃ちゃん
「ナンカネ、カラダガ、ホテッテキチャッテ」

じりじりっ

*フィーリア*
「えっと、これ、もしかして危ない状況、なのかな?」

ペテ
「…………お邪魔しました」

がらがら、ぺしん

*フィーリア*
「あ、ペテさん。待って、私を一人に――」

桃ちゃん
「フニャアアアァァァッ」

*フィーリア*
「っ! きゃあああぁぁぁぁぁっ」

…………
………
……

翌朝、気持ちよく目を覚ました桃ちゃんは、散乱した部屋に、疲弊した様子で裸で横たわるフィーの姿を発見しましたと、さ。




ということで第二弾はフィーと桃ちゃんとペテでした。
空白の時間、そこで何が行われたのかは、貴方のご想像にお任せします……。

純愛の果てに

*アイ*
「うぅ……やっぱりこの格好変じゃない?」

麻衣
「何言ってるのよ。よく似合ってるわよ。
 それにあんなに頑張ってきたじゃない」

*アイ*
「で、でもさ、やっぱりちょっと押し付けがましいかなって……」

麻衣
「そんなことないわよ。毛糸玉さんだって、あんなに協力してくれたじゃない。
 大丈夫、自信を持って♪」

*アイ*
「うぅ~~」

ざっざっざっ

麻衣
「あ、来たわ。それじゃあ、私は草葉の影で見守ってるから、しっかりね♪」

ざっざっざっ

0214_2.jpg

*ロータス*
「よぅ、いきなり呼び出して何かあ――ど、どうしたんだよ、その格好……」

*アイ*
「え、えっと、たまには、ね?
 へ、変だよな、やっぱり……」

*ロータス*
「い、いや、そんなことはないけど……」

麻衣
(ほら、しっかり!
 渡すんでしょ?)

*アイ*
「~~~~っ!
 こ、これっ!」

ばっ

*ロータス*
「ん? チョコレート?」

*アイ*
「そ、その、時間なくて、市販のものなんだけど、あげるっ!」

*ロータス*
「お、おう、ありがとよ……」

麻衣
(ふふふ、照れてるわね。
 アイ、頑張れっ)

*アイ*
「そ、それでね!」

*ロータス*
「お、おう」

*アイ*
「実は、もう一個あって……その、迷惑とかだったら返してくれていいから!
 これ、なんだけど……」

0214_1.jpg


*ロータス*
「セーター?」

*アイ*
「ここのところ寒いし、良かったら着て欲しいなぁって、その……頑張って編んだんだけど……でも上手に編めてるか分からないし、柄とかもつけれなかったし、えと、あの……」


*ロータス*
「…………」

毛糸玉
(あぁ、これどす。これが、うちの求めてたものどす。
 あぁ、セーターになれてよかったどす……)

*アイ*
「~~~~っ、やっぱりいい! 返し――」

*ロータス*
「……なかなか温かいな」

0214_4.jpg

*アイ*
「え、あっ……」

麻衣
(やったわ! やったわよ、アイ!)

*ロータス*
「しかし、サイズぴったりだな。
 よく分かったな、俺のサイズ」

*アイ*
「そ、それは……その、いつも見てるから……」

*ロータス*
「そ、そうなのか……(やべぇ、なんだかドキドキしてきたぜ)」

*アイ*
「あ、あのね! 私、その……」

うずうずうず

*ロータス*
(っ?!)


毛糸玉
(な、なにか、セーターの中で脈動して?!)

*アイ*
「ロー君のことがっ!」

うずうずうず

*ロータス*
(や、やばいっ! これはまずい!?
 ドキドキしたからか?! き、筋肉がっ)

毛糸玉
(な、何なんどすか?!)

*アイ*
「その、ずっとね……」

*ロータス*
「うおおおおおおおおおおおおおおおっ」

毛糸玉
(ひぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!)

びりびりびりびり

067_5.jpg

*ロータス*
「むふぅ」

麻衣
(………………)

*アイ*
「………………」

*ロータス*
「あ、いや、これは違っ!(やばい、斬られる!?)」

*アイ*
「………………(じわぁ)」

*ロータス*
「…………え?」

*アイ*
「ロー君のばかぁっ!」

たったったっ

*ロータス*
「え、ちょ、えぇっ!?」

麻衣
「…………」

*ロータス*
「あ、麻衣じゃねぇか」

麻衣
「最低、ですね……」

*ロータス*
「…………」

麻衣
「どうするんです、これ?」

*ロータス*
「謝ってくるっ」

麻衣
「まずは元の姿に戻りなさいな」

*ロータス*
「そ、そうだった……」

しゅん

麻衣
「……お節介かもしれないけど、アイの気持ちは知ってるんでしょ?」

*ロータス*
「…………」

麻衣
「返事が何であれ、答えてあげないと、あの子可哀相よ……」

*ロータス*
「…………分かってるよ。
 でも、まだダメだ。ダメなんだよ」

麻衣
「……?」

*ロータス*
「俺は強くならないとダメなんだ。だからまだダメだ。
 じゃあ、行ってくる」

たったったっ

麻衣
「……今のってどういう意味なの?」



バレンタインイベント、一発目はアイとロー君でした。
実はこれ、まだ公開してないけど『星降る夜に、花束を ロータス編』のネタが少し混ざってます。
いずれ公開されるので、そこで「あぁ、なるほど」って思ってくださいな~。

経過報告的な?

つ、疲れたよ~;;

現在、半分までの記事が書き終わりました。
ギャグだったり、恋愛ものだったり、ちょっとセンチメンタルなものだったり、色々な内容になってます。

それで、あるキャラの記事を書くのに、どうしても季節イベントのセーターが必須で、
今の今まで頑張って作ってました。

うん、本当に疲れた……

毛皮100個とかもう、ね……
未公開のレンジャーさんで、頑張って集めてきました。
え、公開しないのかって?
うーん、小説がある程度進んでからじゃないと、ネタバレになっちゃうので今はまだ伏せておきます。。


とりあえず続きは明日にしよーっと。


あ、今回のバレンタイン記事。
どれが一番良かったか、教えていただけると嬉しいです。コンテスト形式?
投票はコメでお願いします(^^;) 投票期間は一週間ぐらいかな?
最優秀賞に選ばれた子には、何かがあるかもしれない……



うん、やっとメモ置き忘れショックから立ち直ってきたよ。
開き直ったとも言うけどね……。

死亡フラグって、こういうことを言うのね

死亡です……。
まさかの死亡フラグ成立……。
知らぬが仏ってこういうことを言うのね……;;


昨日、茶室でお話してるときに思い出したんです。
ブログネタ用に色々書いてたメモを会社の、みんなが使うテーブルの上に置き忘れて帰って来たことを!

思い出した瞬間、さーっと汗が引きました。
うん、これかなりピンチ。

『筋肉』とか『超兄貴』とか『大胸筋』とか『超進化でハッピー』とか
知らない人が見たら、確実に誤解を招くワードがてんこもりなメモなのです。


いや、これ嘘なようで本当の話……。
私が会社で築き上げてきた、くーるなイメージが崩壊する危機です。


取りに戻る?
それとも知らない振りで通す?

揺れる心。
もしかして今、私人生の岐路に立たされてる……?

ムチャ
「人生、諦めることも大事にゃ」

あら、ムチャじゃない。
死んだんじゃなかったの?

ムチャ
「I'll be backにゃ」

でも、うちの会社、オンラインゲームとかやってる人いないんだよ……

ムチャ
「諦めて、出社したときに生暖かい視線で出迎えられるといいにゃ」

いや、それ絶対嫌だから……

ムチャ
「大体、あのちんちくりんだって、必死に努力してるけど、育たないものはそだ――」

ナン☆
「…………」

…………
………
……

あぁ~、黄泉の国に送り返されちゃった……
まぁ、またいつか戻ってくるでしょう。


とりあえず――


諦めた……

もういいです、はい。


あ、明日はバレンタイン。
まさかの全キャラ分の記事を掲載予定。
うん、こっちも死亡フラグだよね……
ということで、今必死に書き書きしてますー(><)

その後、ムチャの姿を見たものは一人も――

0209_1.jpg

ナン☆
「~~♪」

ムチャ
「久しぶりだにゃー」

ナン☆
「あ、ムチャじゃない。久しぶり~♪」

ムチャ
「むぅ? 髪型を変えたのかにゃ?」

ナン☆
「うん、上でまとめてた髪を下ろしてみたのー」

ムチャ
「やけにご機嫌にゃね?」

ナン☆
「そうかな? でも新しい髪形って気分一新っていうか、新鮮な気持ちにならない?
 ほらほら、見て? 女の子っぽくなったと思わない?」

0209_2.jpg


ムチャ
「そういうものかにゃ?」

ナン☆
「まぁ、ムチャにはいじるだけの毛もないしねー」

ムチャ
「失礼な奴だにゃ。でも…………」

ナン☆
「ん? 何よ。今日の私は機嫌がいいから、大抵のことなら許しちゃう」

ムチャ
「んー、髪型が変わったのはいいとして」

ナン☆
「うん」

0209_3.jpg

ムチャ
「胸の方はちっとも変わ――」

ナン☆
「――――――」

その後、ムチャの姿を見たものは一人もいなかった……

『星降る夜に、花束を』 第1話 「なくしもの」 その5

 どうやらミフィはこの屋敷に一人で住んでいるようだった。
 ミフィに連れられて廊下を歩いていると、向こう側からずんぐりとしたフォルムの機械が歩いてくるのが見えた。
「ブリキング……?」
「あぁ、気にしなくていい。あれは屋敷の掃除ロボだ」
 ミフィの言葉通り、ブリキングは手にホウキとチリトリを持っており、床に落ちた埃などを掃き取っている。
「でも、あれモンスターじゃなかったっけ?」
「ふふふ、あたしの手にかかればあの程度の改造は容易いものさ。何と言ってもあたしは天才だからな、ははは」
 声高々と笑うミフィ。
 それからも数体のブリキングとすれ違った。ブリキングたちは洗濯物をたたんでいたり、農作から帰ってきたのか土に汚れていたりと、様々な様相をしている。
「いっぱいいるんだね」
「ああ。全部で五体かな。それに色々と便利なのだぞ? 掃除だけじゃない。料理から農作まで何でもこなせるのだ。っと、もうこんな時間か。そろそろ晩ご飯の買出しに行かねば」
「買出し? それもブリキングにやらせたらいいんじゃ?」
「そうしたいところなのだがな。不気味がって、町の者が品物を売ってくれないのだよ。だから買出しだけはあたしが行くことになってる」
「そうなんだ……ねぇ、私も一緒に行っていい?」
「む? 別に構わんが、身体は大丈夫なのか?」
「うん、少しずつだけど体力も戻ってきてるし。それにじっとしてるのも退屈だしね」
「ふむ、なら好きにしたらいい」
 そしてナンはミフィと共に丘を降りて、市場へと顔を出した。
 市場にはナンたちと同じく夕餉の材料を買いに、八人ほどの主婦の姿があった。
 しかし彼女たちはミフィを遠めに眺めて、何かを囁くばかり。ミフィもそんな彼女らを気にする風でもなく、淡々と買い物を済ませていく。
「まぁ、あそこにいるのは丘の上の変人娘じゃない?」
「町に降りてきてたんだね。知ってるかい? あの子、なんでも一日中家に閉じこもって怪しい実験を繰り返してるそうじゃないか」
「それにあの子、モンスターを飼って、自分の世話をさせてるらしいよ」
「あの子、本当に人間なのかねぇ? もしかしたら人の姿をしたモンスターなんじゃないかい?」
「あぁ、怖い怖い」
「そういえば、あの子の家族、一度も見たことないわね」
「きっと不気味がられて捨てられたのよ」
 冒険者として鍛え上げられたナンの五感――聴覚は遠くに離れてひそひそ話に明け暮れる主婦たちの会話を聞き取ってしまう。
(……ミフィ)
 チラリと隣を歩くミフィの姿を盗み見る。
「さて、これで買うものは全部だ。帰るとし……どうした?」
「…………ずっと、こんななの?」
 思わず口に出してしまう。ミフィはきょとんとした顔で目を瞬かせたあと、理解が及んだのか、短く息を吐き出した。
「あぁ、町の連中があたしのことをどう思っているかは知ってるよ。まぁ、事実あたしは家に閉じこもって実験ばかりしているからな。不気味がられるのも仕方のないことさ。気にしてもどうしようもない」
「でもっ」
「それにな、田舎と言うのは閉鎖的なコミュニティを持つ場所なのだ。外から来たあたしのような存在が受け入れられるのにはとても長い時間を要するのさ」
「……その、親御さんは?」
「さぁな。今頃どこをほつき歩いてるのか。専門こそ違えど、両親も共に名の知れた学者だからな。あちこち引っ張りだこさ。毎月十分すぎるほどのお金を仕送りしてくれているが、家に帰ってくることはない。ははは、もう二年は親の顔を見ていない気がするよ」
 そう言って、ミフィは乾いた笑い声をあげる。
 二年。つまりそれだけの期間、ミフィはブリキングに囲まれて一人で暮らし、町の人からはあることないことを囁かれてきたということだ。
 ナンは何かを言おうとするが、それは言葉になることはなく、
「何も言わなくていい。それに、もう慣れたよ。天才とは孤高なもの。なに、一人もそう悪いものじゃないぞ。自分のやりたいことに没頭出来るからな」
 逆にミフィに気を遣われてしまう。
だが、それがミフィの強がりなのは分かっていた。一瞬だが、ミフィの瞳が寂しげに揺れるのをナンは見逃さなかった。しかしミフィが大丈夫だと言う以上、これ以上突っ込むわけにもいかず、ナンはもやもやとした想いを抱えながら、丘を登っていくのだった。

ついにレンの時代がやって来たのです! ※SNS記事と同じです

*レンシア*
「バレンタインイベントが始まったのですよ~♪」

陽菜子
「…………」

*レンシア*
「恋のキューピッド募集だって、陽菜ちゃん♪
 これはレンが行くしかないのです」

陽菜子
「……本気ですか?」

*レンシア*
「レンはやるのですよー!(ゴゴゴゴゴゴ)」

陽菜子
「……惨劇の始まりですね」

*レンシア*
「ん? 何か言った?」

陽菜子
「い~え♪
 失恋天使の力、存分に発揮してくださいな~」

*レンシア*
「だから失恋じゃないのですよー!」

陽菜子
「あ、そういえばご主人様。
 ブログの方で私がお願いしたんですけど、どうやら私たちのお話を書いてくださるそうです」

*レンシア*
「そうなのですか?!」

陽菜子
「はい~♪
 どんな話になるのか、ちょこっとだけあらすじを見せてもらいました」

*レンシア*
「そ、それはどんなお話なのです?」

陽菜子
「ずばり、恋愛ものになるそうです!」

*レンシア*
「お~」

陽菜子
「私とご主人様の熱く濃厚なひと時を余すことなく――」

*レンシア*
「陽菜ちゃん、陽菜ちゃん、書いてることと違うのですよー」

陽菜子
「…………ちっ」

*レンシア*
「えっと……」


『星降る夜に花束を レンシア編』

あらすじ(会話文のみです)

「なぁ、レン」

「はい、ししょー♪」

「お前ってさ、恋のキューピッドなんだよな?」

「そうですよー。みんなを幸せにするのが私の使命なのです」

「ふむ、この間読んだ本に書いてあったんだけどな、人を幸せにするには自分が幸せじゃなければならないそうだ。つまり人の恋を叶えるには、恋が何なのか自分が分かってないといけないということだ」

「なるほどー。奥深いのです」

「で、だ。お前は恋をしたことがあるのか?」

「…………?」

「いや、そこで不思議そうな顔をされても困るんだがな。まぁ、今の反応で大体は分かったよ」

「え、えっと、ししょー。恋を知らないと恋のキューピッドにはなれないのですか?」

「本にはそう書いてあった」

「……むぅ」

「まぁ、お前の問題はそれ以前にあるとお」

「ししょー!」

「な、何だ?」

「私に恋を教えてください!」

「…………は?」

ししょーとのささいな会話で生まれた疑問。
恋とは何なのか?
それを知るため、レンはししょーとデートをすることに。
だが、もちろんそれを快く思わない者もいるわけで――

「むぅ、兄さん。私以外の女の人と……」

「ご、ご主人様……な、何を血迷われたのでしょう……あんなケダモノと……私という存在がありながら……」

レンとししょーのデートを監視するフィーと陽菜子。

レンとししょーのデートの行方はどうなる?!


*レンシア*
「というお話なのです」

陽菜子
「NOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!」



ということでSNSの方でも小説連載します。
ロータス編はこの後になるのかな?
先にレン編を書くことにしました。
まぁ、それほど長くはならないはず……。
本編と違って、こっちは結構ギャグ風味(^^;)
SNSでは*レンシア*で登録してますので、フレ申請などはお気軽にどうぞ~
ということでお楽しみに~♪

それは運命の出会い 後編

*ミシェル*
「アモーレ・ミーオッ!」


*リーメル*
「ひぃっ」

0208_2.jpg


*ステラ*
「…………」

*ミシェル*
「なんという……なんという日なんだ、今日は!
 まさか桃源郷の妖精に出会えるなんて! あぁ、神よ、感謝します!」

*ステラ*
「…………」

*ミシェル*
「おっと、自己紹介がまだでしたね。
 私の名前はミシェル。お兄ちゃんって呼んで下さいね♪(にこり)」

*ステラ*
「……何、この生き物?」

*ミシェル*
「ああ、マイエンジェル。ちょっと抱きしめてみてもいいですか? そして髪の匂いを嗅いで、頬ずりしてもいいでしょうか?(にこり)」

*ステラ*
「姉さん、ベア用の麻酔銃持ってない? 病院に送り返すわ」

*リーメル*
「ご、ごめんね。持ってないよ」

*ミシェル*
「おっと、そうだ。マイエンジェル、これを差し上げます。これを装備してください♪」

0208_1.jpg

*リーメル*
「何これ? 鞄かな?」

*ミシェル*
「これはランドセルというものです。貴方によくお似合いになると思いますよ♪」

*ステラ*
「いらないわよ、こんなもの」

*ミシェル*
「ふふふ、照れてるんですか。可愛いですねぇ。そんなマイエンジェルにはこちらも差し上げます♪」

*ステラ*
「眼鏡?」

*ミシェル*
「さぁ、ランドセルを装備して、眼鏡をつけて、お兄ちゃんだぁいすき♪って言ってください(はぁはぁはぁ)」

*ステラ*
「…………姉さん、こいつ殺してもいい?」

*リーメル*
「だ、ダメだよ?! こんなのでも一応生きてるんだから、命は大事にしないと!」

*ミシェル*
「あぁ、あなたはマイエンジェルのお姉さまなのですね! あぁ、この世にこんな美しい姉妹がいるなんて。もう我慢できません!」

がばっ

*リーメル*
「きゃあっ?!」

*ステラ*
「っ!」

*ミシェル*
「あぁ、まるで夢のようですよ。私だけの妖精を捕まえ――」

*ステラ*
「召喚(サモン)」

死神
「何か用か?」

*ステラ*
「あの虫ケラを消して」

死神
「了承した」

ドゴーーーーーーーーーン

*ミシェル*
「ふはははは、我が愛の前にはそのような攻撃痛くも痒くもないですよ!
 マイエンジェルの愛、このミシェル、しかと受け止めてみせましょう!」

*リーメル*
「ちょ、なんでお姉ちゃんまで攻撃してるの?!」

*ステラ*
「……効いてない?」

死神
「信じられん……」

*ミシェル*
「さぁ、マイエンジェル。貴方も私の胸の中に――」

*ロータス*
「もう我慢できねぇ! おい、てめ――」

ナン☆
「いい加減にしなさいっ!」

スパコーン!

*ミシェル*
「あいた! また貴方ですか。おや、今日は千夏さんはいらっしゃらないようですね」

ナン☆
「千夏は別の用事で席を外してるの! まったく騒ぎが起きてるって言うから覗いてみたら、やっぱりあんたじゃない! もうすぐ騎士団の人も来るわよ」

*ミシェル*
「むぅ、仕方ないですね。ではこの姉妹をお持ち帰りさせて――」

ナン☆
「するなっ!」

スパコーン!

*ミシェル*
「あいたっ! 分かりましたよ、今日のところは退散しましょう」

ナン☆
「あんた、いつか本気で捕まるわよ?」

*ミシェル*
「大丈夫、私にはコネクションがありますからね(にこり)」

ナン☆
「あんたのコネって、まともな感じしないわよね……」

*ミシェル*
「とても素敵な紳士たちの社交場ですよ?
 おっと、そろそろ先方との取引の時間ですね。では失礼します。
 マイエンジェルズ、また会いましょうね(にこり)」


*リーメル*
「助かったぁ~」

ナン☆
「怪我はない?」

*リーメル*
「お姉さんありがとー」

ナン☆
「ううん、気にしないで。じゃあ、私も行くね」

*ロータス*
「ちょ、ま、待て! お前、もしかして?!」

*ステラ*
「もう行ったわよ?」

*ロータス*
(まさか、今のはナンなのか……?)




ということで、色々な人たちが対面した小話でした。
ミー君の欲望はゲームに影響を及ぼすようです。
箱叩いて、ランドセル出たとき、動揺のあまりショートカットキーにたまたま指が当たって、ミー君が喜びのジャンプを見せてくれたときは、恐怖しましたw


さて、一応*ステラ*にミー君の欲望アイテムを装備させてみました。
0208_3.jpg

眼鏡は微妙かなぁ……スーの場合、楕円刑の方が似合うかな?

0208_4.jpg

……え、なにこれ……怖いw
似合いすぎて吹きましたw

『星降る夜に、花束を』 第1話 「なくしもの」 その4

 実験の準備は淡々と進んでいった。
 ナンはミフィに案内された部屋で寝台に横たわっていた。
 部屋は染み一つない真っ白な壁に閉ざされている。
 目を開けていると、頭が痛くなりそうだったのでナンは目を閉じて、実験の開始を待っていた。
 やがて、
『今機材の最終調整を行っている。もう少し待ってくれたまえ』
 壁に備え付けられたスピーカーからミフィの声が発せられる。
『気分はどうだい? といっても緊張するなという方が難しいか』
「まぁね……まるでモルモットの気分よ」
 スピーカーはナンの声も拾うらしく、ミフィはくつくつとかみ殺したような笑い声をスピーカーから返してきた。
「まぁ、そう言うな。お前も思い出したい何かがあったから、あたしの依頼を受けたのだろう?」
「…………それは」
「ただ最初に注意しておこう。これはまだ試作機でな。必ずしも君の希望する情報が再生されるとは限らないのだよ。思い出すのは、一日か二日前の些細な出来事かもしれない。もしくは一年前に食べたお昼ご飯かもしれない。何を思い出すのかは、私にも分からないのだよ」
「うん、それでも過去を思い出すことが出来る確率が一%でもあるのなら、私はやってみたい」
 そう、何でもいいのだ。ナンには過去の記憶がごっそり抜け落ちている。その一部を取り戻せるというのなら、そしてそれが千夏に繋がっているというのなら、
(怖がってはいられないよね……)
 心の中でそっと呟き、ナンは呼吸を整えた。
「そうか。ではそろそろ実験を始めようか」
 ピッと電子音が鳴ると、ナンから見て左側の壁が中央付近から左右へとスライドしていく。
 そして現れたのははめ込み式のガラス。その向こうでは機械を操作しながら、こちらの様子を窺うミフィの姿があった。
「では今からナノマシンを注入する」
 ミフィがそう言うと、壁から機械のアームが伸びてくる。その先にはシリンダーらしきものが握られているのが見える。
 アームはゆっくりとナンの首元へと伸びてくる。そして首元に何かを押し当てられる感触。ついでチクリと一瞬痛みが走る。
 痛みに顔を歪める前に唐突に眠気が襲ってくる。どうやらナノマシンと一緒に睡眠導入剤でも入れられていたようだった。
 意識が闇に閉ざされる前にナンは千夏へと視線を向ける。千夏は心配そうにナンのすぐそばに寄り添っている。
 行って来る、ね。
 声になったかは定かではないが、ナンは千夏へと微笑みかけると、そのまま意識を失った。


「貴方は……私と同じ、ね」
 どこかからか聞こえてくる声。それは自分によく似た声。でもしゃべり方もトーンも少し違う。まるで自分の声で誰か自分ではない人がしゃべっているかのような。
「貴方は誰にも殺させない。私と行こう」
 視界は闇に閉ざされている。でも『私』の目の前に誰かがいて、私じゃない『私』の声に戸惑っているのが伝わってくる。
「大丈夫、貴方は私が守る」
 『私』が目の前の誰かに向かって手を差し伸べる。
 目の前の誰かは逡巡しながらも恐る恐るその手を――
 そして世界は反転する。

「夏姉さま!」
 悲痛な少女の叫び。
 いつしか視界は闇から赤へと変わっていた。
 燃え広がる炎、そして周囲に飛び散る夥しい量の血液。
 そこは戦場だったのか、いくつもの屍が大地に横たわり、炎に焼かれている。
 そして『私』の前には一人の少女が立っていた。
 白い着物のような服をまとった黒く長い髪が印象的な少女だった。
 年のころは十五、六。着物と同じく雪のように真っ白な肌が炎に照らされて赤々と輝いている。
 少女の瞳からは大粒の涙をこぼれ、驚愕と怒りと怨嗟と様々な感情を込めた瞳で『私』を睨みつけている。
「……せない」
 少女が何事かを呟く。
 私は何かを言おうとした。でもやはり私の意志は『私』の体に干渉することが出来ない。
 だから、きっとこれは過去に起きた出来事なのだ。ナノマシンによってランダムに再生される映像を見ているということなのだろう。
「許せない……」
 少女の声は冷たく、固い。体を小さく震わせながら、しかし力のこもった声で、瞳で、『私』を責め続ける。
「どうして、夏姉さまを殺したの! ノン姉さま!」
 そこで再び世界が反転する。
 次に広がる光景は――

 それはどこかの崖の上だった。高い位置にあるのだろう。目を凝らせば崖の遥か下に川が流れているのが分かる。あたりは山々に囲まれ、ここがどこなのかは分からない。
 頭上には雲と雲の隙間から欠けた月が顔を覗かせていた。風はなく、辺りはシンと静まり返っている。
「ノン……」
 そんな静寂をそっと切り裂くかのように声が発せられる。
 『私』の前には闇色の衣装をまとった白髪の少年が佇んでいた。
 右目を眼帯で覆い、散切り髪は月の光を受けて、青白く輝いている。
「何故、命を背いた……」
 少年は静かに、問いかける。
「…………」
 だけど『私』はそれに何を答えるでもなく、ただそっと首を振る。
 少年も『私』が何も答えないことを予想していたのか、そうかと頷くと、懐から短刀を引き抜いた。
「お前に遺恨はないが、これも任務。許せ」
「……貴方は私を殺してくれるの?」
 そこで初めて『私』が口を開いた。その声は暗く、生気が感じられない。まるでこの世の全てに絶望して、どこにも救いがないのだと理解したときの声のような。
「それがお前の望みか」
「殺して……私を殺して……」
 私には分かった。『私』が死を望んでいることを。死ぬことでこの世の苦痛から解放されることを願っていることを。
「……わかった」
 少年が頷き、そして衝撃が胸を貫いた。『私』の胸を貫いているのは少年が握っていた白銀の短刀。それは根元まで深々と刺さり、刺された箇所を中心に真っ赤なシミが服を染め上げていく。
 急速に全身の力が抜けていく感覚。体の末端から感覚が消失していく。
 そのとき私の心の中に『私』の想いが流れ込んできた。
(死ぬのだろうか? いや、死ねるのだろうか?)
(守るべき人を守れず、ただ屍のように生きてきたこの苦痛から、解放されるのだろうか?)
 『私』の体はそのまま数歩後ずさり、そのかかとが虚空を踏み抜く。
「これで……終われる……ごめんね、夏……」
 消失していく体が感じる最後の浮遊感。ごうごうと凄まじい風の音を聞きながら、『私』はそのまま闇の中へと身を――

「……じん! ご主人!」
「っ!?」
 誰かに呼びかけられ、ナンはハッと目を覚ました。
 ここもまた夢の中だろうか?
 試しに指先に力を込めてみる。動く。
 ついで周囲へ視線を向ける。そこには真っ白な壁があり、そして瞳に目一杯の涙を浮かべる千夏の姿があった。
「ち、なつ……」
「あぁ、良かった! 目、覚ました!」
「ここは……?」
「どうやら意識が戻ったようだね」
 いつの間に部屋に入ってきたのか、靴の音を響かせながらミリィがやって来る。
「どうだったかな、過去の追体験は」
「…………分からない。あれが、私の過去?」
 だとするなら、それはなんて残酷で、悲しいものなのか。
 あの世界での『ナン』が感じていたのは底なしの空虚と、深い絶望、そして悲しみ。
 あの世界の『ナン』は自身の死を、終わりを望んでいた。そして死んだのだ。自分の歩んできた道、記憶を道連れにして。
 だからきっと今ここにいるナンは、かつてのナンの搾りカス。
「ご主人、大丈夫? 凄い汗やで?」
 顔を覗きこんでくる千夏に、微笑で答えると、ナンはふらつく体を堪えて立ち上がった。
「無理はしない方がいい。まだ横になっていたまえ。記憶を無理やり引っ張り出してきたのだ。脳への負荷も大きいはずだ。立っているのもやっとなはずだよ」
 ミフィの言う通り、ナンは激しい虚脱感と頭痛に苛まれていた。
「虚脱感はじきに薄れてくるとは思うが、ナノマシンが全て体外へと放出されるまで、今のように過去の映像が突然蘇ってくることがあるかもしれん。どうだろう、しばらくうちに泊まっていかないか? あたしもデータが取れて、その方が助かるしな」
「……でも私は」
 ちらりと千夏の方を窺う。すると千夏はなお心配げな顔をしていて、
「ご主人、とりあえず今日は泊まっていこ? 顔真っ青やで?」
「……うん」
 千夏をこれ以上心配させるのも気が引け、ナンはミフィの提案に頷いたのだった。

このオチはまずいよね……

最近、イン率が減ってますが、何してるのかと言うと小説を書いてます。
うん、今連載してる『星降る夜に、花束を』です。
今は第二話を描いているんですけど、第一話も読み返してはあれこれと追加して、凄いボリュームになってしまいました。
軽く中編ぐらいはありそう……(^^;)


それでね、私が小説を書くときって、大体クライマックスから思い浮かべて、それからそこに辿り着くにはどうしたらいいかを考えていくんだけど。。

どうしてか、この小説、オチがまずい方向にいくんですよね……
そう、ずばり言うと、えっちいシーンがどうしても入るんです!

しかも百合展開w
このまま書き続けるべきか、方向性を見直すべきか。


とりあえず仕事中に百合展開が脳内シミュされて、悶死しそうでしたw
文章が浮かんでくる浮かんでくる……
あぁ、千夏可愛いなぁ……

ということで今の今まで、衝動のままに書いていました。
ナン×千夏シチュを!


公開はしないよw 間違いなく黒歴史だからねー。
でもこのまま方向性を変えずに、書いていけばいずれ日の目を見ることになるのかもしれない……。


ということで見たいシチュとかあったら言ってくれれば書くかも。
BLでもGLでも普通のカップリングでも、別にえっちぃのじゃなくても、リクエストあれば何でも書くよー。

陽菜子
「あの~」

あら、陽菜ちゃん。どうしたの?


陽菜子
「私とご主人様のお話もお願いします……」


…………え?

それは運命の出会い 前編

*ミシェル*
「さて、子供達との楽しい時間を過ごしたことですし、商売の方にでも戻りましょうかねぇ。
 最近仕入れた、新しいクジ品などを売りさばいて千夏さんに売上金を献上しなければ、ふふふ……」

*アイ*
「もう、ロー君早く早く!」

*ロータス*
「うっせぇ!
 今行くっての!」

*ミシェル*
「おや?」

*アイ*
「もう、すっかりグレちゃって……。
 昔はあんなに素直だったのに……」

*ロータス*
「む、昔のことを出すんじゃねぇ!」

*ミシェル*
「ふむ(じろじろ)」

*アイ*
「…………?」

*ミシェル*
「…………(じろじろ)」

*アイ*
「あ、あの……」

*ミシェル*
「はい?」

*アイ*
「あたしに何か?」

*ミシェル*
「…………ふぅ。いえ、何でもありません。
 私はただ、貴方の幼い頃を夢想していただけです」

*アイ*
「はぁ……?」

*ミシェル*
「どうして人は成長するのでしょうね……
 いつまでも子供のままでいてほしいものですよ、まったく」

*アイ*
(子供の頃の純真な気持ちでいたいってことなのかな?)

*アイ*
「えっと、でも成長することって、とても大事だとおも――」

*ミシェル*
「何を言うのですっ!」

*アイ*
「びくっ!」

*ミシェル*
「いいですか! 私はですね――――」

…………
………
……

*ミシェル*
「ということです。分かりましたか?」

*アイ*
「え、えっと、た、たぶん……(ひぃ、この人危ない人だぁ)」

*ミシェル*
「うぅ、それに何ですか、その駄肉は。気持ち悪いったらないですよ」

*アイ*
「っ!
 ど、どこ見てるのよ?!」

*ミシェル*
「あぁ、私、おばさんには興味ないので安心してください」

*アイ*
「おば――」

*ミシェル*
「さて、無駄な時間を過ごしました。
 そろそろ――」

*ロータス*
「おい」

*ミシェル*
「はい?」

*ロータス*
「うちの連れに何抜かしてんだ、こらぁ!」

*アイ*
「ロー君……(きゅん)」

*ミシェル*
「うっ、何ですか、その筋肉は……吐き気を催すほどの醜さですよ……」

*ロータス*
「あぁ?!」

*ミシェル*
「少し芯の残る体つきこそが至高なのです。そんな無駄にごつごつした身体や、らくだのこぶみたいな駄肉は醜悪の極みですね」

*ロータス*
「て、てめぇ……」

*ミシェル*
「さて、私はもう行くとしましょう。
 早く売り上げを千夏さんに――――」

???
「~~♪」

*ミシェル*
「――――あ、貴方は!?」

*リーメル*
「……?」

*ミシェル*
「おおー!
 まさに理想の姿! 美しい! 素晴らしい造形美です!」

*リーメル*
「え? えぇ?」

*ミシェル*
「ちょっと匂いを嗅いでもいいですか?(にこり)」

*リーメル*
「ふぇ?!
 え、え、えっと、その、お兄さん誰?」

*ミシェル*
「お兄さん! あぁ、なんていい響き!
 もっと、もっと呼んで下さい♪ さぁ!」

*リーメル*
「わぁーん、なんだかこのお兄さん怖いよー」

*ミシェル*
「あぁ、涙を瞳に溜めて嫌がる素振りもなんて素敵なんでしょう……」

*ロータス*
「おい、あいつ、頭の中、大丈夫なのか?」

*アイ*
「あたし、警備員の人呼んでくるね(ぼそっ)」

???
「何の騒ぎ? また何かやらかしたの、姉さん?」

*リーメル*
「あ、スーちゃん! 助けてぇ、何か怖いお兄さんに絡まれてるんだよ~」

*ステラ*
「変なお兄さん?」

*ミシェル*
「――――――」

*ステラ*
「………………」




遂に出会ってしまった……最悪の組み合わせ……後編へ続く。。


うん、ミー君の小話って書きにくすぎ……。
なんだか書いてるとストレス溜まってくるのが不思議……。
え、何でこんなネタを書いたのかって?
……それはこの後に続く、あるネタを消化したかったからなんですけどね。

『星降る夜に、花束を』 第1話 「なくしもの」 その3

 ナンが案内されたのは屋敷の応接間だった。
 使用人などの姿は見かけず、ミフィはたどたどしい手つきでナンの前に紅茶を置いた。
「このたびは、えっと、私の依頼を受けていただきありがとうございます……」
 テーブルを挟み、向かいの席に座ると、ミフィは肩をすぼめるようにして俯いてしまう。
「なぁ、ご主人……本当にこの子が依頼人なんかな?」
 千夏の疑問はもっともなことだった。ミフィはどう見ても十二、三歳ぐらいに見える。
 報酬は決して多いものではなかったが、子供に払える額でもなかった。
「あの、失礼ですけど、本当に貴方が依頼主さんなのでしょうか?」
「え、そ、その、ちょっと待ってくださいね……」
 ミフィは慌てた様子で懐から何かを取り出した。
「眼鏡?」
 ミフィが取り出したもの。それはフレームのない、まん丸の眼鏡だった。
 眼鏡をかけたミフィはすっと立ち上がると、先ほどまでの態度はどこへいったのか、きびきびとした歩調で部屋を出て行った。
 しばらくして戻ってきたミフィは先ほどまでの服の上から白衣をまとっていた。
「やぁ、待たせたね。先ほどは恥ずかしい姿を見せてしまって申し訳ない。どうもあたしは眼鏡をかけていないと調子が出なくてね」
「……はぁ」
 あまりの態度の豹変振りにナンと千夏は唖然となる。
「さて、本題に入ろうか。依頼を受けてくれたということは、あたしの発明品のモニターになってくれるということだね」
「え、ええ、まぁ……」
「素晴らしい!」
 がしっとミフィはナンの両手を力強く握りこむと、何度も何度も力強く頷いてみせる。
「分かる人には分かるのだよ、あたしの発明品がどれだけ凄いのかがね。いやぁ、君たちはツイているぞ。この発明はアクロニアの歴史に新たな一ページを刻むのだ。君たちはその生き証人というわけだ」
 興奮しているのか、頬を上気させてミフィはまくし立てる。
「あ、え、えっとね、なくしものを見つけられるって書いてたんだけど……」
「ああ、そうだ。このツールはな、脳にある物質を注入することで、微弱な刺激を脳に与え……」
 ミフィの難解な解説をまとめると、こういうことだそうだ。
 注入するのはナノマシンという名前の、とても肉眼では視認出来ないほどに小さな自律型機械らしい。このナノマシンは脳の記憶を司る海馬という部分を刺激し、そこから過去の情景などを被験者へとフラッシュバックさせるのだという。
「その、この実験って危険はないんですか? 機械を体に入れるって、危ないんじゃ?」
 ナンは一番気になっていたことを聞いてみることにした。
 記憶は取り戻したいが、不慮の事故で死んでしまっては元も子もない。
 ミフィはおとがいに人差し指を当てると、小首を傾げてみせた。
「ふむ、理論上では危険はない。ナノマシンは活動を終えると体液と共に体外へ放出されるようになっている。それに刺激といっても、極小さなものだ。脳にダメージを与えるようなこともあるまいよ。だが、まぁ脳というのはブラックボックスでな。まだ解明されていないことも多いのだ。だから何らかの事故が起きることは否定できない。まぁ、脳死になったとしても、あたしが蘇生させてあげるさ」
 ミフィはニヤリと口元を吊り上げて、笑ってみせた。
 ナンは少しだけ、この依頼を受けたことを後悔した。
遊びに来られたお客様
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ナン☆

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年齢:24歳
誕生日:6月22日
血液型:A型
活動鯖;フリージア

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