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*レンシア*の恋愛相談室 その3 前編

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気弱な少年
「…………はぁ」

*レンシア*
「そこの貴方、恋してますね!」

気弱な少年
「な、なんですか、貴方たちは!」

*レンシア*
「私は*レンシア*。
 世界中に幸福の愛を送り届けるために神様が遣わした恋のキューピットなのです」

陽菜子
「…………恋?」

*レンシア*
「そして今、びびびっと来たのです。
 貴方、恋してますよね?」

気弱な少年
「…………え。そ、それは……」

*レンシア*
「どんな恋の悩みも私の矢にかかれば、アッという間に解決できちゃいますよ」

気弱な少年
「そ、そうなんだ……凄いですね」

*レンシア*
「だから、貴方の悩みを教えてくださいな。
 力になりますよ?」

気弱な少年
「う、うん……」

陽菜子
「…………後悔しても知りませんよ?」

気弱な少年
「……?
 じ、実はですね、僕には好きな子がいるんです。
 その子は僕の幼馴染で……家も近所でいつも一緒に遊んでたんですけど
 両親の仕事の関係で彼女はアップタウンに引っ越すことになってしまって」

陽菜子
「あらあら……」

*レンシア*
「遠距離恋愛って奴ですね」

気弱な少年
「い、いえ、まだ告白とかしてなくて……」

*レンシア*
「そうなんですか?
 引っ越しちゃうときに告白しちゃえば良かったのに」

気弱な少年
「でも、僕、ここでリフトを操作する仕事があって、
 彼女の見送りに行けなかったんです」

*レンシア*
「それでお別れの言葉も言えないまま、離れ離れになっちゃったんですね」

気弱な少年
「ええ、お互いに手紙のやり取りはしてるんですけど」

*レンシア*
「でも話を聞いてると、向こうも貴方のことを好意的に思っているのは確かですね」

気弱な少年
「そ、そうでしょうか?」

*レンシア*
「うん、だって好きでもない相手と手紙のやり取りしたりとかしないんじゃないかな?」

気弱な少年
「そ、そうでしょうか? そうだと、嬉しいです。
 実はですね、もうすぐ彼女の誕生日で」

陽菜子
「あらあら、それは大変ですね~」

気弱な少年
「何かプレゼントを贈ろうと思ってるんですけど、何を贈ればいいのか分からなくて……」

*レンシア*
「それで悩んでたんですね」

気弱な少年
「ええ、あまり高価なものは変な感じもするし、かといってここで手に入るものなんて鉱石ぐらいのものだし」

*レンシア*
「なるほど、分かりました♪
 その悩み、この私が解決しちゃいます」

陽菜子
「……今度は何を引き起こすつもりなんでしょうか、この人間災害は」

*レンシア*
「実はですね、ここに面白い矢があるのですよ。
 この矢はその場の音を記録して、射った場所で再生させることが出来るのです」

陽菜子
「メッセージアロー、ですか?」

*レンシア*
「ええ、これなら今までのような事故も起きないから安心なのです」

気弱な少年
「事故……?」

*レンシア*
「そ、それは企業秘密なのですよ!
 ではこの矢に貴方の声を記録して、私がその彼女の家までこの矢を射るのですよー」

気弱な少年
「ちょ、ちょっと待って! そんな急に言われても……」

*レンシア*
「固くなる必要はないのですよ。今の自分のありのままの気持ちを口にすればいいのです」

陽菜子
「珍しい、ご主人様が真っ当なこと言ってます……」

*レンシア*
「陽菜ちゃん、聞こえてるよ?
 私だってやるときはやるんですよ。ということで、そろそろ準備はいいですか?」

気弱な少年
「う、うん……」

*レンシア*
「では、私の力で1分間だけ周囲の音、貴方の声を記録します。
 はい、どうぞ♪」

気弱な少年
「あ、えっと――」

一分後

*レンシア*
「はい、録音終了です」

気弱な少年
「ふぅ、疲れた……」

*レンシア*
「では、この矢を射りますね。場所は――うん、なるほど、その座標ですね。えいっ!」

しゅぱっ

*レンシア*
「これでよし。誕生日の夜に彼女の部屋に再生されるように射りましたよ♪」

気弱な少年
「つ、つい勢いで、告白までしちゃったよ。うわぁ、今になってドキドキしてきた!」

*レンシア*
「きっと相手から告白の返事が手紙で送られてくるのですよ」

気弱な少年
「あ、ありがとう、天使さん。なんだか少しだけ自分に自信が持てそうです」

*レンシア*
「ううん、これも私のお仕事なので気にしないでくださいな♪
 では、私はもう行きますね」

陽菜子
「……ご主人様」

*レンシア*
「なぁに、陽菜ちゃん?」

陽菜子
「私、少し心配なので、その彼女の家まで様子を見に行ってもいいですか?」

*レンシア*
「うん、別にいいけど、ちゃんと矢は届いてるはずだよ?」

陽菜子
「はい、そこは心配してないんですけど……何だか凄く嫌な感じがして仕方ないんです」

*レンシア*
「心配性だなぁ、陽菜ちゃんは。じゃあ、私はここで待ってるね」

陽菜子
「は~い♪」


後編へ続く?!
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No title

どうなったのか・・かなり気になりますww

Re: No title

ロトさん、コメントありがとう♪
茶室でも言いましたけど、今回は割と普通な内容なのです^^;
今までが異常だったので、今回から普通な展開にしていくのですよ。
だから、過度の期待をしないでくださいねぇw
遊びに来られたお客様
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誕生日:6月22日
血液型:A型
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